Scalaは、プログラミング言語別求人ランキング上位へのランクインが、今もっとも期待されているプログラミング言語です。
これからITエンジニアへの転職を考えて情報収集をされている方のなかには「Scalaを習得するべきだな」と、すでに結論を出した人も多いのではないでしょうか。
しかしScalaを勉強し始めると、
「なにこれ...?全然意味がわからない!難しすぎ!」
「知らないコードだ...説明なしに当たり前のように書かれても分からないよ」
「関数型?オブジェクト指向?何それ...?」
Scalaは習得難易度の高い言語です。
Scalaを勉強し始めたはいいものの、分からないことがたくさん登場して学習が進まず「挫折してしまいそう...」という方も多いのではないでしょうか。
しかし学習方法や教材を変えるだけで、プログラミングは劇的に効率よく学習できるようになります。
今回は、プログラマー兼システムエンジニア歴7年の筆者が、Scalaの学習におすすめの本とプログラミングスクールを紹介していきます。
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Scalaを学ぶメリット
Scalaはプログラミング言語の中でも、完成度の高いプログラミング言語です。
関数型とオブジェクト指向の両方に対応したプログラミング言語なので、汎用性が非常に高くなっています。
汎用性の高いJavaと同じくJVM環境で動作し、Javaのコードをほとんどそのまま利用できる点もScalaを習得するメリットと言えます。
Scalaを習得できれば、ほとんどのシステム開発に対応することができます。
Scalaとは
すでに少し触れましたが、ScalaはJavaの後継としても有望視されているプログラミング言語で、Javaで開発できるシステムはScalaで開発することができます。
Javaは業務アプリ・Web系・スマホアプリと、多くのシステム開発が可能な言語なので、実質Scalaでもどんな分野のシステム開発も可能となります。
もちろんAI開発ではPython、Web系の開発ではPHPなど、それぞれの分野で最も需要があるプログラミング言語がありますが、
「Web系のエンジニアになりたい!」
「AIエンジニアになりたい!」
このような特定分野のエンジニアになりたいというわけではない方は、Scalaを選択するのがおすすめです。
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「Javaは難易度高い...」難しいJava言語の独学におすすめの本5冊
プログラマーに転職するため、Javaの勉強をする方は少なくありません。 転職目的でプログラミング言語を選ぶなら、IT業界歴7年目になる私も、Javaをおすすめします。 しかしJavaは人気の高いプログ ...
Scalaの将来性・需要
Scalaの需要は、現時点では残念ながら高くありません。
しかし、現在Javaで開発されているシステムが将来的にScalaに移行されていく可能性は高く、その将来性は十分期待できると言えます。
実際にScalaの需要はすでに徐々に高まってきているので、ライバルの少ない今、Scalaを習得して就職・転職に役立てるのは非常に良いタイミングです。
Scalaエンジニアの年収・求人状況
Scalaエンジニアの平均年収は600万円前後で、プログラミング言語別の平均年収ランキングでも上位に入っています。
求人数はそれほど多くはありませんが、なかには年収1,000万円を超える求人もあり、収入重視の方におすすめです。
ただし、Scalaエンジニアが高年収である理由は、Scalaを書けるプログラマーの求人需要に対して、Scala習得者がまだ市場で少ないためです。
つまり、数年後、Scala習得者が増えればその平均年収が下がる可能性は十分考えられます。
しかし1度入社してしまえば年収が下がる可能性は低いので、Scalaエンジニアになるならできるだけ早くなるのがおすすめです。
下記は求人サイト「DODA(デューダ)」に掲載されている、実際にScalaの求人例です。
まだまだ求人数が少ないため、勤務地はどうしても都心部になってしまいますが、年収800万円を目指せる求人もゴロゴロあります。
私の経験からみても、正社員プログラマーとして働くなら、Scalaを選ぶのはおすすめです。
Scalaの学習方法と難易度
Scalaを勉強する方法としては、
- 参考書での独学
- プログラミングスクールで学ぶ方法
大きく分けて上記の2通りがあげられます。
Scalaは主要なプログラミング言語のなかでも、非常に習得難易度が高いプログラミング言語です。
私もプログラマー兼システムエンジニアとしてそこそこ経験を積んでいますが、Scalaを勉強した時は難しく感じました。
特に、プログラミング初心者がScala学習を難しく感じる理由は、Scalaの教材はJava習得者向けのものが多く、前提知識が全くない初心者向けの教材が少ないためです。
ここからは、プログラミング未経験者でもScala学習に最適なおすすめの本と、初心者向けのプログラミングスクールを紹介していきますね。
Scalaの独学におすすめの本4冊
基礎的な初歩の内容から徐々にステップアップしていけば、参考書だけでScalaを習得することも決して不可能ではありません。
とはいえ、Scalaの勉強は最低でも初心者向け・中級者向け・上級者向け、それぞれ1冊は学習しておかなければ、未経験から就職・転職に有利なレベルになることは難しいです。
プログラミング学習書籍は値段が張るものも多いですが、最低3冊はしっかり学習しましょう。
初心者・中級者・上級者向けの本をそれぞれ紹介していきますね。
初心者向け|Scala学習におすすめの本
他のプログラミング言語では、初心者向け入門書が多く出版されていますが、Scala学習書籍では初心者向けの本があまり出版されていません。
誤って初心者向けではない本を選んで学習を始めてしまうと、理解できずに高い確率で挫折してしまいます。
初心者向けにおすすめの本を下記で紹介しますので、全く基礎知識がない方は、まず初心者向けの参考書を購入するようにしてくださいね。
ゼロから学ぶScala
解説が全てしゃべり口調で書かれているため読みやすいですし、解説も非常に丁寧です。
サンプルコードも豊富で、各節にはチェック問題も設けられており、着実に基礎学習を進めたいプログラミング初心者におすすめの本になります。
ボクらのScala ~ 次世代Java徹底入門
情報としては少し古いバージョンになるため、細かい点は中級者向け書籍での学習が必要ではありますが、Scalaの基礎と全体像を掴める構成になっているので、入門書として読むには全く問題はありません。
入門〜基本編まで理解できれば、まずは十分です。
応用編からは少し難しい内容になっているので「難しいな」と感じた方は、まずは流し読みしましょう。
中級者向け|Scala学習におすすめの本
ここからは、初心者向けの本を読み終わった方におすすめの、中級者向けの本を紹介していきます。
中級者向けの参考書から難易度が非常に高くなりますが、本の内容を理解できれば即戦力に近い実力を習得することができるでしょう。
難しくて学習が進まない場合は、プログラミングスクールや、Javaの勉強を検討することも必要になります。
Scalaスケーラブルプログラミング第3版
標準ライブラリの使用方法や暗黙クラスの使い方など、実務で使用頻度の高い技術〜細部まで一通り網羅されている1冊です。
Java経験がある方、またはScalaの基本をすでに勉強した方を対象とした本なので、初心者向けの本を読み返しながら勉強することも多いと思います。
この本を完全に理解できれば、すぐにでもScalaエンジニアになることが可能な技術が身につきますよ。
上級者向け|Scala学習におすすめの本
独学で就職・転職を成功させるためには、実務経験はなくてもScalaを扱えることをアピールできなければいけません。
面接で実力をアピールする方法として1番望ましいのは、ポートフォリオとしてオリジナルで開発したシステムをみせることです。
上級者向けでは、就職・転職時に役立つオリジナルシステムの開発や、プログラマーとして働き始めた後にも役立つ本を紹介しますね。
Scala逆引きレシピ
前述した通り「勉強するための本」と言うよりも、実際にシステムを開発する上で役立つ本になります。
実装したい機能を考えれば、後は本書に書かれたコードをベースにプログラミングすることで、本格的なシステムを簡単につくることができますよ。
もちろんコードを丸写ししただけではシステムつくれませんが、中級者向けまでの参考書の内容がしっかり学習していれば、完成させることができるでしょう。
転職時に実力を証明できますし、実務を始めてからも役立つ本ですので非常におすすめです。
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プログラミングスクールでScalaを学習する
Scalaの独学で挫折した方や、最短で就職・転職を確実にしたい方はプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
特に初心者の方は、難易度の高いScalaにつまづいてしまい、独学が止まってしまって挫折する可能性がありますので、プロの指導を仰ぎながら学習するのがエンジニア転職の近道です。
Scalaを学べるオンラインプログラミングスクール
残念ながらScalaを学べる学校は現時点でほとんどありません。
そんななか、唯一Scala専門の講座を開講しているのが、数あるオンラインプログラミングスクールのなかでも安くて評判のよい「テックアカデミー」です。
安いオンラインスクール!TechAcademy Scalaコース [オンライン]

安い学費と豊富なコースが人気のオンラインプログラミングスクール、テックアカデミーではScalaを学ぶことができます。
Scalaコースでは、短期間でScalaを使ってWebアプリケーション開発できる学習プログラムが組まれています。
毎日15時〜23時のチャットサポート、週2回マンツーマンでのメンタリングがあり、1人での独学が続かない方や挫折しそうな方をパーソナルメンターが支えてくれますよ。
Scalaだけでなく、HTML5/CSS3やSQLなどのWeb系システム開発に必要不可欠な基礎的な言語・知識も学べるので、全くの初心者に非常におすすめです。
コース | Scalaコース |
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学べるスキル | Scala HTML5/CSS3 SQL Play Framework Bootstrap Git/GitHub |
教室 | 全国(オンライン) |
学費 | 139,000円 |
分割払い | 可能 月々 5,792円~ |
受講時間の目安 | 4週間〜 |
開校時間 | 15:00〜23:00 |
就職・転職サポート | あり *転職保証コース「エンジニア転職保証コース |
無料説明会・体験 | プログラミング無料体験 |
数あるプログラミングスクールの中でも最安値基準のテックアカデミーなら、月額わずか5,792円で現役Scalaエンジニアの講師から学べるのはすごいですよね。
下手をすると、参考書を買うより安く済むかもしれません。
とはいえ「いきなり講座に申し込むのは躊躇する...」という方も多いのではないでしょうか。
テックアカデミーではプログラミング無料体験が設けられているので、不安がある方は、まずプログラミングレッスンを無料で体験してみるのがおすすめですよ。
まとめ|難易度の高いScalaはスクールで学ぶのがベスト!
繰り返しになりますが、Scalaは非常に難しいプログラミング言語です。
現役ITエンジニアでもScala学習に苦戦する方も多いくらいなので、プログラミング未経験が習得する場合には時間がかかります。
しかし勉強方法さえ間違えなければ、決して習得できない技術ではありません。
時間がある方や転職を目指していない方は独学で着実にじっくり学習し、未経験からエンジニア転職を目指す方はスクールで効率よく学ぶのがおすすめです。