未経験者が独学でWebデザイナーを目指す時、悩ましいのが「どうやって独学すればいいか」ですよね。
わたしはWebデザインの学校へ通って勉強したので、手取り足取り丁寧に教えていただきましたが、独学となるとそうはいきませんよね。
- 最低限必要な知識とスキルは何?
- どうやって勉強すればいいの?
Webデザイナーの仕事は多岐にわたるので、未経験者では「Webデザイナーとして転職できるレベルに達するために」何が必要で何が必要ないかが判断しかねると思います。
未経験者がWebデザイナーになるために【最低限必要なスキル6つ】でも紹介していますが、基本的にWebデザイナーとして最低必要なスキルは、
- Webデザインスキル
- HTML/CSS
パソコンの基本操作に問題ない場合、最低限必要なのはこの2つのスキルだけです。
スポンサーリンク
Webデザイナーになるための最短勉強法
Webデザイナーになるための知識やスキルは、実はインターネットの無料情報で習得できます。
ですが、初心者は4冊だけでいいので参考書を買うことをおすすめします。
理由は「インターネットだと情報が溢れすぎていて、初心者では情報の取捨選択できない」から。
書籍はWebデザイナーに最低限必要な情報を、1〜10まで網羅しています。
逆にマニアック過ぎて必要ない情報は省かれているので、初心者で情報の取捨選択ができないうちは、何冊も本を買うより1冊を集中してやり込む勉強法の方が集中できるのでおすすめです。
勉強方法
- 本を買う
- 2-3回やり込む
- 分からないことをネットで調べる
手順は上記の流れです。
これだけやれば、Webデザイナーとしての基本知識は十分身につきます。
Webデザイナーに必要なスキルはこの4冊から学べる
では、ここから購入すべき4冊の本について説明していきますね。
Webデザイナーになるために最低限必要なスキルは「WebデザインとHTMLコーディング」のスキルです。
- Webデザインスキルに関する本 2冊
- Webデザイン/デザインのセオリー本
- Illustrator/Photoshopのハウツー本
- HTML/CSSに関する本 2冊
- HTML/CSSの基礎を学べる本
- Webサイト構築の実践ができる本
上記4冊を揃えましょう。
つまり「知識に関する本+実践本」それぞれ2種類ずつ購入しましょう、ということですね。
Webデザインスキルに関する本
デザインやデザイナーという言葉を聞くと、
「わたし、美大も芸大も出てないし...」
「絵心とか全然ないし...」
このように尻込みしてしまう人もいると思いますが、Webデザインにおいては芸術的センスや絵心はあまり重要ではありません。
商業デザイナーに必要なスキルは「情報をまとめ、それを見やすく伝えるデザイン力」です。
商業デザインにはセオリーがあるので、ルールに沿ってデザインできるのがプロの仕事です。
-
-
「絵がかけない、センスない」Webデザイナーになれる?→余裕でなれます
Webデザイナーになりたいなと考えたときに不安になるのが、 「絵がかけない」 「デザインセンスに自信がない」 自身の芸術的センスや才能への不安ではないでしょうか。 美大・芸大、デザイン系の専門学校など ...
Webデザイン/デザインのセオリー本
というわけで、まず最初はデザインのセオリーを理解できる本。
Webで扱われるカラー・フォント・レイアウトなど、Webデザイン基本のセオリーが掲載されています。
Illustrator/Photoshopのハウツー本
そして実践本。
Adobe社のIllustratorとPhotoshopの使い方に関する本です。
制作の現場では必ず必要なスキルになる2つのアプリケーションの操作方法が1冊でわかる、初心者向けの参考書です。
今の制作現場では、ほぼ「Adobe Creative Cloud(CC)」というバージョンが使われているのですが、CCに対応している点もおすすめですよ。
HTML/CSSに関する本 2冊
HTML/CSSの基礎を学べる本
Webデザインをインターネット上でみるためのプログラミング言語が、HTMLとCSSです。
この書籍は「HTMLって何?」という初心者向けの1冊です。
Webサイト構築の実践ができる本
Webサイトの組み立てからサイト公開までの一連の流れを実践的に学べる本です。
前述の3冊で基本を理解できたら、実践本の内容を「本を読まなくてもできる」ようになるまで、訓練してくださいね。
わたしがWebデザイナーを目指していた頃に一番力がついたと感じたのが、この手の”実践本”で、実際に手を動かしながら「Webサイトをつくってみる」ことが、一番勉強効果が高かったです。
本を3回繰り返す頃には、Webサイト構築の流れや、よく使うHTML/CSSをすでに暗記出来ているはずですよ。
-
-
HTML/CSS学習におすすめの本とプログラミングスクール ※無料講座あり
「Web関係の仕事がしたいなら、まずはHTML/CSSの勉強をしましょう」 これは色々な本やネットで言われています。 私もWeb関係の仕事をすることが多いのですが、実際にWeb関係の仕事現場でHTML ...
勉強したほうがよい?Javascript・jQuery・PHP
Javascript・jQuery・PHPは必要?
Webデザイナーとして就職するなら、前述までのスキルを身に着けておけば就活に挑めます。
もちろんJavascript・jQuery・PHPができれば、さらに就職には有利です。
ですが、色々手を出して途中で挫折してしまうくらいであれば、Adobeのアプリケーション操作(Illustrator/Photoshop)と、HTML/CSSを完璧に覚える方が重要です。
Web制作の現場は技術が多様化しています。
上記のJavascript・jQuery・PHPなどのプログラミング言語は「フロントエンドエンジニア」が担当し、Webデザイナーと完全に分業している会社も多いため、必ずしもすぐに必要な技術というわけではありません。
HTMLやCSSと比べると難易度が高いので、就職が決まってから勉強してもOKです。
JavaScriptは、WebサイトやWebコンテンツの制作に必ず必要なプログラミング言語です。 フロントエンドエンジニアやWeb系プログラマーとして、Web業界で働く場合に必要とされるスクリプト言語 ... PHPは、Web業界でもっともよく使われているプログラミング言語で、Javaに継いで、求人の数が多い人気のプログラミング言語と言われています。 しかしPHP学習をしようと思ったとき、 「PHPの本はた ...
難易度「低い」JavaScript学習おすすめ本5冊+プログラミングスクール5校
PHPの独学におすすめの本とPHPが学べるプログラミングスクール ※無料の学校あり
WordPressでブログを構築してみよう
前述した通り、一通りサイト構築の基礎を勉強したら、「実際にサイトを1からつくってみる」ことが、スキルアップに一番役立ちます。
そこで是非挑戦してほしいことが、
Web制作の現場では、CMSである”WordPress”を使ってWebサイトを構築する仕事がとても多く、未経験者でも「WordPressが使える、使ったことがある」人材は非常に価値が高いです。
実践は一番早くスキルを身につける方法です。
自分のWebサイト(ブログ)をつくると、構築方法や技術だけでなく、SEO対策やWebマーケティングのスキルも身につきますよ。
-
-
WordPress学習におすすめの本4冊+ワードプレス初心者講座4校 ※実質無料あり
WordPressはWebサイトを作成する上で必要不可欠になりつつあります。 WebプログラマーやWebデザイナーになりたい方の中には、WordPressを勉強したいという方も多いですが、 「Word ...
スポンサーリンク
まとめ
わたしはWebデザインスクールに通ってWebデザイナーになりましたが、独学でもWebデザイナーにはなれます。
ちなみに、わたしがWebデザインを猛勉強した期間は「わずか6ヶ月」です。
ファイルとフォルダの違いさえ知らなかったわたしが(笑)たった半年でWebデザイナーとして就職できたのですから、理解の早い人やPC操作の得意な人なら、3ヶ月くらいでひと通りの基礎はできるようになるでしょう。
-
-
評価【元デジハリ生】デジタルハリウッドの体験談!未経験から6ヶ月でWebデザイナー
Web・IT業界14年目のみーこです。 大学を卒業した後、新卒で就職せずに数年間フリーター生活を送っていたわたし。 そんなスキルも資格もないわたしが、デジタルハリウッドで6ヶ月間勉強しただけで、Web ...
3ヶ月、と考えると独学でも頑張れる気がしませんか?
「独学が続くかな...?」
このように不安な人は、無料、もしくは格安で学べるWebデザインスクールもありますよ。
スキルを身につけることは「将来の自分への投資」です。
モチベーションとスケジュールをうまくコントロールし、是非集中してがんばってくださいね。
-
-
安いオンラインWebデザインスクール比較【※無料あり】おすすめ3校
Webデザインを勉強するときに候補となる勉強方法「Webデザインスクールへの入学」 通いのWebデザインスクールおすすめ4校【北海道・東京・長野・名古屋・大阪・福岡】 Webデザインの勉強は独学で十分 ...