新卒の切り札を捨て、大学を卒業して3年間「ただのフリーター」だったわたしですが、Web業界に入ってから今年で通算13年。
Web業界の仕事は「資格なし・未経験からはじめられて、結婚して子供ができてからも一生困らない仕事」として身をもって体感しています。
IT業界のなかでも、特にWeb系の仕事は女性におすすめで、
- 簡単にキャリアチャンジ、キャリアアップできる
- Web・IT業界は今後も伸びる将来性ある業界
- 在宅ワークやリモートワークOKの求人が多い
- 簡単に独立・起業できる
在宅でできる仕事も多いため、ライフイベントによって生活環境が変化しやすい女性に、特におすすめだと思っています。
実際わたしは「海外暮らしで、母子家庭の子持ち」というあまり恵まれない環境ですが、妊娠中も出産後も、働き方を変えながら仕事をずっと続けられています。
WEB業界の仕事は「スキルや経験を身につけてキャリアアップできるし、インターネットとPCさえあれば世界中どこでもいつでも働くことができる」仕事です。
インターネット広告費は、4年連続二桁成長
*電通|2017年 日本の広告費より
またインターネット広告費は上記の通り。
テレビやラジオ・雑誌などへの広告費がインターネット広告にシフトしているということは、業界全体がまだまだ伸びているということです。
求人が多いということは、人材不足だということです。
つまり、未経験OKの求人も多くなりますし、キャリアのある人は年収をあげるために転職したり、リモートや在宅ワークなど条件の合う働き方を選びやすいということです。
そんなWEB業界で未経験者が働くきっかけとして、一番ハードルが低いのが「Webデザイナー」という職業です。
わたしも26歳の頃、Webデザインスクールで半年間勉強した後、WebデザイナーとしてWeb業界でのキャリアをスタートさせました。
プログラマーやエンジニアと比べて、Webデザイナーって身に付けなければならないスキルが圧倒的に簡単なのです。
とはいえ、やはり向き不向きの適正はあります。
前置きが長くなりましたが、この記事ではWeb業界13年のわたしが考える「Webデザイナー適性診断に使える6つのチェックポイント」を紹介します。
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Webデザイナーの仕事は、格好よくないです
Webデザイナーという職業に転職したいなと考えているあなたは、
「Webデザイナーってなんか格好いいよね、デザイナーってオシャレだし」
「デスクワークってなんだか楽そう!」
Webデザイナーという職業に対して、このようなイメージがありませんか?
しかし、Webデザイナーという職業に興味がある反面、
「わたしにはデザインのセンスがないしな...」
「芸術や美術系の学校も出てなくて、絵もうまく描けないし...」
このような不安もあるでしょう。
実は、Webデザイナーの実態って全て「逆」なんです。
「デザインセンスや芸術センス、高い画力も必要ない」
これがWebデザイナーという仕事です。
もしあなたがWebデザイナーという職業に対して、オシャレだとか、格好よいというイメージがあるのであれば、実際働き始めたときがっかりしてしまうかもしれません(笑)
それでは「Webデザイナーの適正」について確認していきましょう。
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「絵がかけない、センスない」Webデザイナーになれる?→余裕でなれます
Webデザイナーになりたいなと考えたときに不安になるのが、 「絵がかけない」 「デザインセンスに自信がない」 自身の芸術的センスや才能への不安ではないでしょうか。 美大・芸大、デザイン系の専門学校など ...
Webデザイナー適性診断!向き・不向き6つのポイントをチェック
個性を抑えて最適案が出せる人
Webデザイナーの適正、まず1つめは「個性を抑えて最適案が出せる人」
Webデザインに高いデザイン力や画力は必要ないと前述しましたが、ウェブサイトを構築するときに「あなたの独創性や芸術性」は必要ありません。
むしろ、独創性や芸術性を持っているような個性の強い人は、Web/紙(印刷)デザイナーに関わらず、「デザイナーという職業」には向いていません。
デザインで自己主張したい人は、「商業デザイナー」ではなく、「アーティスト」を目指しましょう。
ウェブサイトを作る目的を考えてみてください。
「芸術性の高いデザインをみせびらかすこと」ではなく「ユーザーに見つけてもらうこと・情報を読んでもらうこと」ですよね。
万人受けしない、こだわりすぎて読みにくいウェブサイトは、ごく一部の人にしか支持されません。
つまり、Webデザイナーに向いている人は「個性を抑えて、クライアントが欲しいデザインに対して最適案が出せる人」なんですね。
- 成約に繋がるベストなレイアウトは?
- どうデザインすればユーザーに読んでもらえる?
- どんな配色やフォントが読みやすい?
Webデザイナーに求められるのは「どうしたらWebサイトを閲覧してもらえるか、コンバージョンに結び付けられるか」を冷静に分析し、それをサイトへうまく落とし込めることです。
個性的なデザインがしたい人には向いておらず、商業デザインのセオリーや人間行動学を重視できる人が向いています。
神経質な人
Webサイトのデザインでは「1px単位にこだわること」が必要とされます。
「ちょっとくらいズレててもいっか...」
このように考える人は、Webデザイナーには向いていないです。
これを神経質と捉えるかどうかはその人の性格次第とはなりますが、プロとしてデザイナーを目指すのであれば、
「1pxの差なんて・・・神経質だなあ」
こう思う人は、確実にWebデザイナーやHTMLコーダーの適正はないと考えたほうがよいでしょう。
几帳面な人
Webデザイナーは「几帳面な人」が向いています。
ウェブ系の仕事では、ありとあらゆるファイルをパソコン上やクラウド上で管理します。
ひとつのWebサイトをつくるために必要なファイルは、数百ファイルにも登ります。
ファイルやデスクトップを整理できず、バージョン管理やバックアップを怠っていると...取り返しがつかない事態が起こりえます。
また、最近ではクラウド化を取り入れている企業が多くなりましたので、あまり事故は起こりませんが、「他人のファイルを上書きしてしまって元に戻せない」なんてこともあります。
ですので、普段から「データを慎重に扱える人・管理できる人」は、Webデザイナーの適正があると言えます。
また、クライアントへデザインをお見せするときに、
- 誤字脱字はないか?
- どのブラウザや端末でみても、同じように閲覧できるか?
- ダブルチェック・トリプルチェックは済ませたか?
こういった慎重さも必要です。
Webデザイナーが取り扱っている商品は「Webサイト」なのですから、Webサイトに間違いがあれば信用問題に関わります。
整理整頓が得意な人
WEB関連の仕事では、莫大な量のファイルを扱うことになります。
どのファイルが最新か分からなくなったり、誤って上書きしたり...このような状態では仕事にならないです。
- いつもデスクトップ上が散らかっている
- ファイルの命名ルールが統一されていない
フォルダの構成からファイル命名のルール・修正などのバージョン管理まで、徹底的にパソコン内を「整理整頓できない人」はWebデザイナーの適正が低いと言えます。
Webサイト構築の現場では、複数の人間がチームになって仕事をします。
また、同時進行で複数のプロジェクトを担当することになるため、管理能力も求められます。
黙々と作業できる人
Webデザイナーは、ひたすらWebサイトをつくることが仕事です。
稀に技術者としてお客さんとの打ち合わせに同席する機会もありますが、基本的には社内の「Webディレクター」と打ち合わせをするのみで、それ以外は黙々とデスクワークをすることになります。
あなたが黙々とデスクワークするのが苦にならない人であれば、Webデザイナーの適正は高いです。
逆に、人とコミュニケーションをとるのが大好き!という人は、デスクに向かいっぱなしのWebデザイナーの仕事にストレスを感じてしまうでしょう。
IT系ニュース好き・ガジェット好き
ITの技術やWebの新しい技術は日々進化します。
新しい技術やツール・端末が頻繁に現れては消えていきますので、アップデートがとても多い業界です。
例えば、わたしがこの業界に入った13年前は「スマートフォン」などありませんでした。
ガラケーしかなかったです...(笑)
今では(平成29年調査)スマートフォンの普及率は「携帯電話・PHS」の所持者のうち、72%にものぼるとのこと。
今では、PC用とスマートフォン用2つのWebサイトを構築するのは当たり前になっていますが、13年前はそもそもスマホなどなく、当たり前ではありませんでした。
このように、新しい端末や技術が登場しては普及する、Web業界はこの流れがとても早いです。
つまり、常に情報にアンテナをたてて、知識も技術も日々アップデートする必要があるということですよね。
端末だけでなく、デザインやSEOと呼ばれる検索エンジン対策のセオリーも時代とともに変化しますし、コーディング技術も頻繁にアップデートされます。
13年前は、ブログもWordPressもありませんでした。
当時はいわゆる「ホームページ」と呼ばれる静的なHTMLでプログラムされた、数ページ〜数十ページのWebサイト制作が主流でした。
- IT関連のニュースを追っているのが楽しい
- ガジェットが大好き
こんな人はWebデザイナーに適正がある、と考えて問題ありません。
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Webデザイナーの適正診断まとめ
Webデザイナーの適正診断、あなたはいくつ当てはまりましたか?
知識や経験がキャリアに繋がる業界なので、新しい技術に敏感だったり、いち早く勉強できる人であれば仕事には困りません。
特に、最後に挙げた「IT系ニュース好き・ガジェット好き」
”好きこそものの上手なれ”とはよく言いますが、この業界も「好き」や「興味」が、スキルアップやキャリアアップに大いに直結します。
今は技術やスキルが未熟な方でも、「興味があって続けている」というのは将来的に大きなアドバンテージになります。
適正がありそうだな、という方は、未経験からWebデザイナーになるために【最低限必要なスキル6つ】も確認してみてくださいね。
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