現在の仕事に将来性がみえない...、と将来性あるIT業界でエンジニアを目指す方が増えていますよね。
どうせITエンジニアを目指すなら、好条件で働きたいもの。
IT業界未経験者の方には知られていませんが、実は習得するプログラミング言語の違いで、求人需要や年収は大きく異なります。
そんななか、特に近年需要が増えているプログラミング言語の1つがGo言語です。
ITエンジニアを目指して情報収集している方のなかには、Go言語の習得に向けて勉強を開始している方、まだ勉強を始めていなくてもGo言語に興味を持っている方も多いと思いますが、
「Go言語を学習すれば就職できる?」
「Go言語の勉強におすすめの書籍はどれ?」
少し調べてみれば分かる通り、Goの学習環境は他の言語に比べてまだ整っていません。
Go言語は正しく学べば誰でも習得できる難易度ですが、勉強方法を間違え学習時間がかかってしまうと、挫折の原因となります。
「私にはGo言語(プログラミング)の才能がないのかな...?」
このようなマイナス思考に陥って、プログラミング学習自体を諦めてしまう方も少なくありません。
この記事ではプログラマー歴7年の筆者・Tenが、Go言語を挫折せずに習得するための勉強法や、独学向けのおすすめ書籍を紹介していきますね。
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Go言語学習のメリット
Go言語はプログラミング言語の中でも歴史が浅く、将来性が期待されています。
公開されてから10年経っているとはいえ、数あるプログラミング言語の中では歴史が浅く、Goエンジニアの数はまだまだ少ないのが特徴です。
つまり、Go言語を習得すれば、就職や転職に有利になることもGo言語学習のメリットと言えます。
Go言語とは
Go言語は、世界的に有名なIT企業のGoogle社が開発したプログラミング言語です。
Go言語の特徴として、
- プログラミング構造がシンプル
- 完成したプログラムの実行速度が速い
- 拡張性が高い
- 誰がプログラミングしても読みやすいコードになる
- 大量データの処理に強い
上記以外にも色々特徴はありますが、簡単に言えば「少ないコードで高性能なシステムを開発できる素晴らしいプログラミング言語」ということになります。
Go言語で開発できるシステムは代表的に下記となり、
- Webサーバー
- Webアプリ
- スマホアプリ
- APIサーバー
職種としては、現在はWeb系エンジニア職が中心です。
しかし今後は、スマホアプリエンジニアやAPIサーバーの構築、IoTエンジニアなどの職種にも需要が増えそうです。
Go言語の将来性・需要
Go言語自体の需要は、これから増加傾向にあります。
桜で例えるなら、現時点で「3分咲き〜5分咲き」といったところですね。
現状需要のあるプログラミング言語の要素が取り入れられており、開発元がGoogle社ですので、将来性も十分期待できます。
未経験からITエンジニアを目指すなら、既存のプログラミング言語のエンジニアより、Goエンジニアの方が仕事に就きやすいでしょう。
現役システムエンジニアである私のまわりでも、好条件で転職できることを理由に、Go言語を覚えようとしている現役エンジニアも少なくありません。
Go言語の年収・求人状況
Go言語の求人の想定年収は、ずば抜けて高いものではありません。
しかし、Go言語エンジニアはすでに求人数に対して不足している状況ですので、習得してしまえば仕事に困ることはないでしょう。
Goはプログラミング言語別平均年収で、ここ2年ほど1位〜3位をキープしており、平均年収は600万円前後となっています。
C言語などの定番のプログラミング言語と比較すると、平均年収で50万円~70万円以上、Go言語の平均年収が高いことになります。
下記は日本最大級の求人サイト「DODA(デューダ)」に掲載されている、Goエンジニアの求人例です。
未経験の方でも年収400万円以上、経験者であれば年収900万円以上望める求人もあります。
年収面で言えば、十分といえるのではないでしょうか。
ただし全体的な求人数は少なく、都心部が職場となる企業が多いため、地方でGoエンジニアとして働きたい方は注意が必要になります。
Go言語の学習方法と難易度
Go言語の学習方法は下記が代表的です。
- 本で独学する
- オンライン学習サイトで学ぶ
プログラミング言語にはスクリプト言語とコンパイラ言語があるのですが、一般的にコンパイラ言語の方が習得難易度が高く難しいとされています。
コンパイラ言語はスクリプト言語に比べて「高速で動作する」という特徴がありますが、その分、プログラミングする際の制約が多く、その結果難易度が高くなるからです。
Go言語はコンパイラ言語ですが、シンプルにプログラミングできるよう設計されているので、未経験者でも比較的習得しやすいプログラミング言語になります。
冒頭で紹介した通り、Go言語は勉強方法や教材選びさえ間違えなければ誰でも習得できるレベルの技術です。
ただし、Goの難易度はそれほど高くないとはいえ、プログラミング学習は短期間で出来るものではないことも確か。
ある程度の学習時間を要することを覚悟し、日々学習し続けることが重要です。
また、Goの学習環境はまだ整っていないため、書籍や無料講座で独学し、徐々に高度な学習へチャレンジしていく勉強方法がおすすめです。
無料でGoを学べるオンライン学習サイトもありますが、ここでは体系的に学習できる「Go学習におすすめの書籍」を紹介していきます。
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※無料あり!Go言語を学べるおすすめオンラインスクール2講座
「独学でGo学習をはじめたものの、勉強がなかなか進まない...」 習得に時間のかかるプログラミング学習では、こんな方も多いのではないでしょうか。 そんな方は、ぜひオンラインスクールの活用も検討しましょ ...
Go言語の独学におすすめの本5冊
書籍でプログラミング言語を学習する場合、一番大切なことは「最初は簡単な本で初歩を覚える」ことです。
最初から難しい本にチャレンジしてしまうと、
「サンプルコードの意味さえわからない」
「エラーがでて、学習が進まない」
「そもそも開発環境がないけど、どうやるの?」
わからないことで何日も時間をかけてしまったり、コードのエラーを解決できずにイライラしてしまったりと、ストレスで学習へのモチベーションが下がってしまいます。
本でプログラミング言語を独学するのであれば、
- 初心者向け
- 中級者向け
- 上級者向け
レベル別に数冊の本で勉強しながら、少しずつレベルアップしていく学習方法がおすすめです。
初心者向け|Go言語学習におすすめの本
ここでは、Go言語を初めて学習する方、学習したことはあっても挫折してしまった方におすすめの、Go言語の初心者向け書籍を紹介していきます。
現役プログラマーの方、すでにGoの基本を習得している方は、中級者向けの書籍の学習から始めても問題ありません。
改訂2版 基礎からわかる Go言語
Windows・Linux・Mac OS Xなどの主要OSに対応しているので、お持ちのパソコン環境で学習することができますよ。
Go言語の入門書の中で、特におすすめの本になります。
入門Goプログラミング
各章の最後にチェック問題も設問されているため、未経験者でも確実に実力をつけながら学習を進めることが可能です。
中級者向け|Go言語学習におすすめの本
中級者向け書籍では、初心者向け参考書からレベルアップした実践的な技術を学習できる本を紹介します。
初心者向けの本に比べて難易度が高くなるため学習時間が必要ですが、進みが悪くても気にせず、できるだけ毎日コツコツ勉強することが重要になります。
スターティングGo言語
Go言語の基本構文から標準ライブラリの使い方など、実践的な技術まで習得できる良書となっています。
本の通りにコードを書いてもGo言語のバージョンが違うと上手く動かないことも珍しくないのですが、本書では根幹的な機能を中心に解説されているため、バージョン差異による問題は今のところありません。
Go言語プログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作る
ライブラリとは「プログラミングで使用する部品集」みたいなものです。
ライブラリを使えば、低コストで信頼性の高いプログラミングができるため、現在の主要なプログラミング言語の開発現場ではライブラリの知識が必要不可欠です。
Go言語のライブラリについて触れている書籍はいくつか出版されていますが、ライブラリに特化して解説されているのは、本書のみになります。
本書の技術を習得できれば、Go言語エンジニアとして必要最低限の技術を習得したことになり、オリジナルアプリの開発が可能になります。
» Goプログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作る
上級者向け|Go言語学習におすすめの本
上級者向けでは、ライバルに差をつける高度な技術を学べる書籍を紹介します。
上級者向けの本は、就職してからも効率的に働けるレベルとなっているので、現役エンジニアの方のスキルアップにもおすすめです。
Go言語によるWebアプリケーション開発
ただプログラミングをするだけでなく、「どうすれば効率的で信頼性のあるプログラミングを書けるか?」を学習することができますよ。
プログラミングで発生する問題「拡張性・並行処理・高可用性」などへのアプローチについても紹介されており、現役のGo言語エンジニアでも読む価値のある本と言えます。
本書の内容を理解してオリジナルアプリを作り、ポートフォリオとして就活でアピールできれば高確率で採用されるはずです。
私もこの本を読みましたが「勉強になるなぁ~」と思った反面、正直なところ、非常に難しいと感じたのが本音です。
内容はかなり難しいですが、チャレンジしがいのある本です。
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まとめ|Goの難易度は低い!ライバルが少ない今、学習しよう
JavaやSwiftなど、習得難易度が高いと言われるプログラミング言語に比べると、Goの取得難易度はそこまで高いわけではありません。
今後もGo需要が高まる可能性は高いため、将来性ある言語と言えますし、エンジニアの少ない今なら、高年収の求人でも採用される可能性は高いです。
Goの独学におすすめの本
- 初心者向け|» 改訂2版 基礎からわかる Go言語
- 初心者向け|» 入門Goプログラミング
- 中級者向け|» スターティングGo言語
- 中級者向け|» Goプログラミング実践入門
- 上級者向け|» Go言語によるWebアプリケーション開発
下記の記事のように、無料でGo言語を学べるオンライン学習サービスもありますので、こういった無料のサービスや書籍を有効に活用して学習をすすめていきましょう。
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