インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなど、IT業界の基盤となる部分を担当するエンジニアです。
プログラミング言語の習得が必要ないので、IT職種の中では転職しやすい職種になります。
未経験者からでも転職がしやすいのが特徴ですが、
「インフラエンジニアの仕事は、自分に向いているのかな?」
「どんな人は向いていないんだろう?」
向いているのか、向いていないのか...、その職業適性は気になるところですよね。
インフラエンジニア関連の資格取得など本格的に勉強を始める前に、できれば適正を知りたい方も多いはず。
ここでは、IT業界歴7年・現役フリーランスプログラマー兼SEの私の経験と、現役インフラエンジニアの意見から、「インフラエンジニアに向いている方と向いていない方の特徴」を紹介していきます。
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インフラエンジニアに向いている人

まず、インフラエンジニアに向いている人の特徴から紹介していきますね。
これから紹介する「インフラエンジニアに向いている人の特徴」に多く当てはまる人ほど、インフラエンジニアに向いていると考えて頂いて大丈夫です。
ただし「ひとつしか当てはまらないから...」といって向いていないとは限りませんので、参考程度にみてみてくださいね。
IT機器・ガジェットが好きな人
インフラエンジニアはIT業界で働くエンジニア職の中で、最もIT機器に触れる機会が多い職種です。
私はIT機器に触れるのが好きなので、インフラ周りの仕事をするのも楽しめます。
しかしプログラマーやシステムエンジニアのなかには、意外にもIT機器などのハードウェアに触れるのが、嫌い・苦手な人も少なくありません。
IT機器に触れることが好きな方は、それだけでもインフラエンジニアに向いていると言えます。
論理的思考ができる人
インフラエンジニアの仕事では、設計・構築・保守のいずれの業務でも論理的に考えて行動することが求められます。
インフラの知識があることは基本として、さらに「論理的思考ができる人」はインフラエンジニアとして活躍されている方が多いです。
論理的思考は実務経験を積めば誰でも習得することはできるスキルではありますが、駆け出しインフラエンジニアでも論理的思考ができる人は有利です。
コミュニケーション能力が高い人
インフラエンジニアは顧客以外にも、プログラマーやシステムエンジニアなどの別職種の方たちと連携して仕事をします。
コミュニケーションをうまく取りながら仕事をすすめ、仕様の認識違いなどを減らすことが重要になります。
コミュニケーションを取るのが上手な人は、他のエンジニア職種や同僚のインフラエンジニアと、仕事をスムーズに進行できるので適正があると言ってよいでしょう。
もちろん、コミュニケーションが苦手な人でもインフラエンジニアはなることは可能です。
しかし意思疎通が上手くいかない場合、重要な仕事である分、トラブル時に責任問題になり、大きなストレスを感じることもあるので注意が必要です。
細かな管理が得意な人
インフラエンジニアの仕事のひとつに、IPアドレスの管理やサーバー設定の管理があります。
作業としてはEXCELの更新のように簡易な作業だけですが、常に最新の状態にしておくことが求められます。
管理をいい加減に行っていると、ネットワーク障害が発生する原因になることもあります。
細かな管理が得意な人や地味な作業でもコツコツできる人は、インフラエンジニアに向いている人の特徴です。
トラブルを回避できる人
ネットワークは個々の設定だけでは、運用することができません。
サーバーも同じで、負荷分散(1つのサーバーに処理が集中して動きが悪くなったり、止まらないようにする技術)はサーバー間の調整が必要です。
目先の設定やトラブルへの対応をしているだけでは、インフラエンジニアの仕事は務まりません。
トラブルを見据えた行動が取れる人は、インフラエンジニアに向いています。
めんどくさがりの人
意外かもしれませんが、実はめんどくさがりの人はインフラエンジニアに向いています。
インフラエンジニアの業務では、単調な作業の繰り返し作業も少なくありません。
真面目な人は単調作業を行いますが、めんどくさがりの人は楽をするために効率化をし、一見手抜きに思えるかもしれませんが、効率化することで人為的ミスを減らすことを意識します。
結果として、優れたインフラエンジニアには面倒くさがりの人が多いです。
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インフラエンジニアに向いていない人

次に、インフラエンジニアに向いていない人の特徴を紹介していきますね。
向いている人の特徴と同じく、1つ2つ当てはまったからインフラエンジニアに向いていないとは限りません。
こちらもあくまで参考程度に確認くださいね。
焦りやすい人
インフラエンジニアの仕事では「IT業務の基盤」となる部分を担当するため、焦りは禁物です。
特に時間のないトラブル発生時に焦ってしまうと、二次災害が発生してしまいます。
誰でも時間がない時には心のゆとりが無くなってしまうものですが、必要以上に焦ってしまいやすい人は、インフラエンジニアに向いていない人の特徴です。
実務経験を積んだりスキルをあげると焦ってしまうことも減らせるので、努力次第で改善することはできます。
残業が苦手な人
IT業界の中でも、インフラエンジニアは残業が少ない職種です。
しかし設計や構築を担当するインフラエンジニアは、繁忙期になると残業が続くことも多いです。
プライベートの時間を毎日確保したいというような「残業したくない人」は、インフラエンジニアに向いていない特徴の1つです。
ただし例外として、インフラエンジニアの中でも保守担当者はシフト勤務などで働くことが多いため、残業はほとんどありません。
残業したくない人でインフラエンジニアになりたい方は、保守担当員を目指すのがおすすめです。
地味な作業が苦手な人
インフラエンジニアの業務内容には、端末設定確認・プリンタ設定確認などの地味な作業も多く含まれ、IT業界の中では単調な作業が多い仕事です。
地味な作業の繰り返しが苦手な人は、インフラエンジニアには向いているとは言えません。
ただし、プログラミングやコマンドなどの技術を習得すれば、単調作業を減らし業務を効率化することもできます。
自発的な行動が苦手な人
自発的な行動が苦手な人は、インフラエンジニアには向いていません。
インフラエンジニアの仕事は業務範囲が広いため、指示待ちしているような人材では、インフラエンジニアとして活躍できません。
夜間作業が苦手な人
プログラマーやシステムエンジニアの仕事は、残業が多く、夜遅くまで仕事をしなければならないことが度々起こります。
しかしインフラエンジニアの保守担当は、シフト勤務制で働くことが多いため、「深夜から朝まで」や「夕方から深夜まで」といった働き方になるケースが多いです。
また、保守担当以外のインフラエンジニアでも、インフラの更新や設定変更は深夜に行われることが多いため、必然的に深夜勤務をしなければならないことが多くなります。
日中に働きたい方や夜間に働くのが苦手な人は、インフラエンジニアに向いていない人の特徴になります。
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まとめ
インフラエンジニアに向いている人の特徴に多く当てはまった人もいれば、向いていない人の特徴に多く当てはまった人もいると思います。
「向いていない」に多く当てはまる人でも、いざインフラエンジニアになったら意外と問題なく働き続けるられることもありますし、逆に「向いている」に当てはまる人でも「インフラエンジニアはつまらない」とすぐに辞めてしまう人もいます。
しかし、インフラエンジニアになった後で、「向いていない」と感じて辞めてしまっても、「IT業界で働いたという実務経験」は残せます。
実務経験があれば、プログラマーなど別の職種へ転職もしやすくなるので、IT業界へ転職したい方は、まずは敷居の低いインフラエンジニアを目指す価値は十分にあります。
前述の無料のプログラミングスクールを利用する、研修制度のある企業へ就職・転職するなど、インフラエンジニアへの転職は比較的難易度が低いです。
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