プログラマーやシステムエンジニアの求人を検索すると、必ずと言ってよいほど「Ruby関連」の仕事の募集があります。
求人票を確認した上で、Ruby習得を目指している方も多いかもしれませんね。
しかしRubyの学習では、
「Rubyの参考書が多すぎて、どれを読んだら良いんだろう?」
「RubyとRuby on Railsって何が違うの?」
「Rubyって独学で習得できる?難易度は?」
このように学習方法で悩むことも少なくないと思います。
プログラマー兼SE歴が7年になる私も、新しいIT技術を学ぶとき、下調べをしただけで疲れてやる気がなくなることもあるくらいです(笑)
また、稀にみかけるのが「Rubyはオワコン!」という評判。
「そもそも、Rubyを勉強する必要はあるのかな...?」
こう思う人もいるでしょう。
ここでは、
- Ruby学習のメリットや勉強方法
- Rubyの独学におすすめの本
上記について、フリーランスプログラマー7年目の筆者が詳しく紹介していきます。
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Rubyを学ぶメリット
「数あるプログラミング言語の中から、Rubyを選んで良いのかなぁ?」
IT業界未経験者はそう思うかもしれません。
実際、プログラミングは1つの言語を覚えるだけでも数ヵ月かかったりすることも多いので、将来性のないプログラミング言語を学習対象には選びたくないですよね。
先に結論をいうと、就職・転職を目指すならRubyを選択することは悪くありません。
Ruby学習のメリットは下記になります。
- 国内の求人に強い
- 公式ドキュメントが日本語
- フレームワークがRuby on Railsに統一されている
- 少ないコードでプログラミングができる
求人状況や年収については後述しますが、Rubyを学ぶ最大のメリットは、フレームワークが「Ruby on Rails」で統一されていることです。
他のプログラミング言語では、使用されるフレームワークが統一されていないことが多く、フレームワークを複数勉強しなければいけません。
就職・転職を目指して勉強する時に、RubyとRuby on Railsだけ勉強すれば良いので非常におすすめです。
Rudyとは
Rubyは、主に下記のようなシステム開発で使われています。
- Webアプリ
- ブログ
- ショッピングサイト
- SNS
この他、Web関係の開発では1通り開発することが可能な言語です。
また、Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏が開発しているため、書きやすく、読みやすいプログラミング言語です。
Web関係の開発を中心として利用される言語ですので、必然的にWebプログラマーやWebディレクターなど、Web系のエンジニア職に就くことができます。
Rudyの将来性・需要
Rubyの需要は現在でもありますが、年々少しずつその需要は低下しています。
需要が減少していることによって、その将来性も今後期待できるとは言い切れない部分があります。
前述の通り、RubyはWeb系のプログラミング言語ですが、PHPのようにWordPressが編集できる機能や、Rubyにしかできない特徴がないことが主な原因になります。
しかしRubyは元々需要があった言語ですので、まだ現場で使われていることも多く、今から学習して就職・転職に繋げることは十分可能です。
将来性についても直ぐに需要がゼロになるわけではないので、Rubyプログラマーからシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどにキャリアアップできれば仕事を失ってしまう可能性も低いです。
きちんとキャリアプランを考えていれば問題ありません。
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Rudyの年収・求人状況
Rubyエンジニアの平均年収は550万円前後です。
Rubyエンジニアの平均年収は年々少しずつ下がってきていますが、それでもプログラミング言語別平均年収ランキングでは10位に入っています。
プログラミング言語別平均年収は1位のGo言語でも年収600万円前後、平均年収にして50万円前後の差です。
Rubyエンジニアの年収が極端に低いというわけではなく、悪くはありません。
一例として、下記に日本最大級の求人サイト「DODA(デューダ)」に掲載されている、Rubyエンジニアの求人例を紹介しますね。
Ruby経験者であれば、年収800万円の高収入を目指せる求人もあります。
未経験者でスキルがない方でも年収290万円~からの求人もありますので、Rubyの基本を習得していれば、さらに高年収・好条件で採用される可能性は大いにありますよ。
Rudyの学習方法と難易度
ここからは、Rubyの学習方法を紹介していきます。
プログラミング言語学習は、大きくわけて下記の2つの方法で学習することが一般的です。
- 独学で学ぶ(書籍中心)
- プログラミングスクールで学ぶ
Rubyはプログラミング言語のなかでも、日本人にとって学習しやすく、求人が多いため仕事も見つけやすいプログラミング言語です。
独学でも十分習得することができますが、無料のプログラミングスクールもありますし、さらに就職・転職をサポートしてくれる学校もあるため、あなた自身に合った学習方法を選びましょう。
ここからはRuby習得におすすめの本をご紹介していきますね。
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Ruby言語を学べるプログラミングスクール【※無料あり】おすすめ5講座
ここでは、Rubyを学べるプログラミングスクール5講座を紹介します。 Rubyは現在のWeb系システムやアプリで広く使われており、求人数も多く、Webエンジニア転職を成功させたい方が習得するのにおすす ...
Rubyの独学におすすめの本
本で独学してRubyエンジニアを目指すには、1冊の参考書だけで全てを習得することは難しいことを始めにお伝えしておきます。
初心者向け・中級者向け・上級者向けとレベルごとに、学習内容を少しずつステップアップして学習していきましょう。
参考書の難易度を徐々に上げていくことで、着実にRubyを身につけ、学習途中で挫折してしまう可能性を低くすることができます。
いきなり上級者向けの難しい本にチャレンジしたり、すでに勉強した初心者向けの本を勉強していても意味がないので注意してくださいね。
ここからは、初心者向け・中級者向け・上級者向け...とレベルごとに、Ruby学習におすすめの本を紹介していきます。
初心者向け|Rudy学習におすすめの本
初心者向け書籍では、Rubyの初歩的な文法などが学習できる本を紹介していきます。
Rubyを初めて勉強する方、他の本で思ったように学習が進まずに悩んでいる方におすすめです。
スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング
本書は私が新しいプログラミング言語を勉強するときに、いつも最初に読んでいるシリーズのRuby版です。Rubyの初歩的な文法はもちろん、この「ふりがな」シリーズでは、サンプルコード全てに解説が書かれているので、読み返すことなく読み進めることができます。
まさにタイトル通りスラスラ読めるので、Rubyの知識の土台づくりに非常におすすめの本です。
3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門
いきなり解説が入るのでなく、今から何をするか»実際にやってみる»練習問題という構成になっているので、確実にRubyの基礎を習得していくことが可能です。
じっくり基礎を勉強したい方におすすめの本になります。
中級者向け|Rudy学習におすすめの本
中級者向け書籍では、Rubyのフレームワーク「Ruby on Rails」を学べる本を紹介していきます。
Rubyを学習する前にRuby on Railsの勉強を進める方もいますが、Rubyの知識がなければ、Ruby on Railsを正しく使いこなすことができないので注意が必要です。
中級者向けにおすすめの本を紹介していきますね。
たった1日で基本が身に付く! Ruby on Rails 超入門
Rubyの前提知識なしで読むには少し難しいですが、Rubyの基本を学んでいれば十分読み進めることができます。
Ruby on Rails関連の参考書のなかでは、比較的優しく解説されている本なのでおすすめですよ。
タイトルでは「1日で基本が身に付く」と書かれていますが、実際に1日で読むのは難しいレベルの本なので、1日で読めなくても問題ありません。
» たった1日で基本が身に付く! Ruby on Rails 超入門
改訂4版 基礎Ruby on Rails 基礎シリーズ
Rubyについても基本的な内容が解説されているので、初心者向け書籍で学習したことの復習にもなるのでおすすめです。
実際にRuby on Railsを使ってWebアプリを開発していくため、開発体験もでき、ステップアップに最適な1冊になります。
上級者向け|Rudy学習におすすめの本
上級者向けでは、Rubyをより深く理解できる本を紹介します。
初心者向け・中級者向けの本を勉強した後でも難しく感じるかと思いますが、習得できれば現場で即戦力として働くことができるような知識が身につきます。
プログラミング言語 Ruby
「Ruby on Railsの本じゃないの?」
このように思うかもしれませんが、Ruby on Railsを使って開発する上でも、Rubyの知識は非常に重要です。
本書では、Rubyの開発者がどんな思想で、どのような設計をしているかが詳しく解説されています。
Ruby関連本のなかでも、本書ほど詳しく解説されている本はありません。
Rubyを学ぶ最後の仕上げとして、Rubyエンジニアとして働き始めた後でも読み返して使えるおすすめの本です。
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まとめ|Web系エンジニアを目指すならRubyがおすすめ
多くのWeb系アプリやシステムで採用されているプログラミング言語「Ruby」
開発者が日本人であることから学習しやすく、また求人数が多く、転職しやすいこともRuby学習のメリットです。
Rubyはオワコン!という声も聞こえますが、まだまだ現在のシステム開発の現場で活躍しているので、今すぐ転職したい方にはおすすめの言語と言えるでしょう。
独学が難しいと感じる方や、超初心者の方には無料でRubyを学べる講座もありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
Rubyの独学におすすめの本
- 初心者向け|» スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング
- 初心者向け|» 3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門
- 中級者向け|» たった1日で基本が身に付く! Ruby on Rails 超入門
- 中級者向け|» 改訂4版 基礎Ruby on Rails 基礎シリーズ
- 上級者向け|» プログラミング言語 Ruby
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