「Webデザイナーから転職したいな...もうWebデザイナーやめたい」
その気持ち、よく分かります。
この記事を書いているのは、20代半ばでWebデザイナーとなり、現在IT/Web業界で働いて14年目になる管理人「みーこ」です。
Webデザイナーになったばかりの頃は、毎日の業務が新鮮で、スキルアップに夢中になり、無我夢中で働いていました。
ですが、わずか3年ほどでこう思うようになったんですよね。
「専門職のわりに、長時間労働で給料が安すぎる...」
「毎日毎日、興味もないクライアントのWebサイトをつくって、正直全然楽しくない」
そして私はフリーランスのWebデザイナーとして独立し、請負制作では体力が辛くなってきたので、アフィリエイトやドロップシッピングなどのサイト運営で9年ほど生計をたてました。
さらに、35歳で海外就職。
今年40歳になりますが、現在は海外で暮らしながら日本企業に属しつつ、プロジェクトマネージメントをメインにリモートワークで働いています。
何が言いたいのかというと「Webデザイナーの仕事が辛くなったら辞めたらいいよ」ということです。
IT系の仕事の経験があれば、私の例のように、30代でも全然就職には苦労しません。
逆に言えば、ひとつの会社で長く働き、大したスキルアップもキャリアチェンジもしない「経験不足の30代」は、一社で長く働くほど転職が難しくなります。
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20代のWebデザイナーは異業種転職もあり

私がこの14年で身を持って証明している通り、一度Webデザイナーとしての実務経験があるなら、IT業界で転職を重ねながらキャリアチャンジしていくことは難しくありません。
20代の方なら、思い切って異業種へ転職するもの悪くないかもしれませんね。
Webデザイナーになる前はただのフリーターだった私が、IT業界で働き始めたのが26歳の頃です。
それから10年以上キャリアチェンジしながらWeb業界で働いているので、20代で異業種へ転職しても全然遅くはないと思います。
「せっかく苦労してWebデザイナーになったのに...辞めたら勿体ない」
こう思う人もいるかもしれませんが、やめたらやめたで新しい学びがありますし、色んな経験も積めます。
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30代はWeb・IT業界の他職種への転職がおすすめ

しかし、30代の方が異業種へ転職するのは少し厳しいです。
こだわりがなければ仕事はたくさんありますが、仕事を覚えるのも、役職も給料も全て一からやり直し。
すでに経験のあるWeb業界やIT業界で「他職種にキャリアチェンジ」した方が、就職も決まりやすいですし、市場価値もキープできるでしょう。
20代後半〜30代のWebデザイナーがIT業界の他職種に転職するなら、下記の通り選択肢はとても多いです。
- デザイン力を活かす|ゲームクリエイター・UIデザイナー
- ITスキルを活かす|プログラマー・ITエンジニア
- 上位職へ転職する|Webディレクター・Webマーケター・Webコンサル
- 海外で就職する|海外Webデザイナー・ブリッジSE
解説していきますね。
デザイン力を活かす|ゲームクリエイター・UIデザイナー
デザインの仕事が好きな方であれば、デザイナーとして、今伸びている業界に転職するのもいいですよね。
ゲームクリエイターやアプリのUIデザイナーなど、売り手市場の業界へシフトすれば、好きなデザインの仕事を続けながら年収にも期待できるでしょう。
これまでの経験を活かしながら新しい分野のスキルを伸ばせるので、「生涯デザイナー」として生きていきたい人におすすめです。
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ITスキルを活かす|プログラマー・ITエンジニア
Webデザイナーの経験があり、プログラミングができれば鬼に金棒ですよね。
デザイン〜プログラミングまで一通りできる人材は非常に希少ですし、将来的にフリーランスとして独立する際にも報酬単価が上がります。
プログラミング学習は必要にはなりますが、無料のプログラミングスクールや無料のITエンジニア向け講座も多く、安く学べる方法も充実しています。
Web系の仕事に転職したいなと考えたとき、選択肢のひとつとしてあげられるのが「Webスクールで学ぶ」ことではないでしょうか。 ですが、スクールの授業料はどんなに安いコースでも「15万円近く」は最低限必 ... IT業界で働きはじめて7年目、現役フリーランスプログラマー兼システムエンジニアのTenです。 未経験からIT業界で働きたい方におすすめの職業、インフラエンジニア。 プログラミングスキルなしの未経験者で ...
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上位職へ転職する|Webディレクター・Webマーケター・Webコンサル
Webデザイナーの上位職に転職するのもおすすめです。
Webデザイナーで培ったITスキルを活かしつつ、マネージメントやマーケティングスキルの向上にシフトしていく方法です。
私もこのタイプの転職を繰り返し、現在プロジェクトマネージャーをしていますが、機械学習の大規模プロジェクトなどにも携わることができ、Webデザイナーの枠を大きく超えた仕事を日々楽しんでいます。
Web広告運用やWebメディア運営などの「Webマーケティングの職務経験」もありますが、制作だけでは学べない「運用」を学べる刺激的な経験でした。
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年収上げたいWebデザイナーにおすすめの転職エージェント<底辺IT土方を脱出!>
Webデザイナーの給料は安い、これはIT業界ではもはや定説です。 年収は都市部で働くWebデザイナーでも350万円程度ですし、地方で働くWebデザイナーになれば、年収300万円に満たない職場もあります ...
海外で就職する|海外Webデザイナー・ブリッジSE
冒頭でも自己紹介した通り、私は35歳で英語力0の状態で海外に出ました。
※ ブリッジSEとしての私の職務体験談は下記からどうぞ ▾ Web業界一筋13年目のみーこです。 海外で暮らしながら、日本企業との海外プロジェクトメンバーとのブリッジSE(プロジェクトマネージャー)などを生業としています。 このように書くと、 「英語ペラペラな ...
30代・語学力0でもブリッジSEになれた【体験談】海外ITエンジニアに必要なスキル
「海外で働く」と聞くと、
「海外に出るなんて、バリキャリしか無理でしょ」
「一流大学出て、一流企業で経験積まないと無理でしょ」
実際に私もそう思っていましたので、こう考えている人は多いと思います。
しかし、「ITスキルと実務経験」って、海外に出るのにかなり強い武器になるんですよ。
とりあえず日常会話レベルができるくらいの英語力を身につければ、海外(特にアジアは多いです)にいくらでも仕事はあります。
欧米の大手IT企業へ海外就職するなら高いレベルのビジネス英語が求められるかもしれませんが、オフショア開発などの小規模IT企業であれば、海外で働くこと自体は難しいことではありません。
35歳で英語力0のまま海外留学し、ブリッジSE・オフショア案件のプロマネなどを経験の後、リモートワーカーとして働くみーこです。 海外生活は5年目になります。 「海外に出て働いてみたい!」 「Webデザ ... 35歳で海外留学したことをきっかけに、海外就職を経て、現在も海外でリモートワーカーとして働く ”みーこ”です。 元々Webデザイナーだった私ですが、英語が全く話せない状態+35歳という年齢で海外にチャ ...
英語を話せなくてもOK!海外エンジニア・Webデザイナーになる最短ステップ
海外転職したいITエンジニアにおすすめ。海外求人に強いエージェント5選
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まとめ|一社で長く働く必要はなし。転職で市場価値を高めよう
「Webデザイナーとして働くのは、もう疲れてしまった...」
実際に私もそうでしたので、転職を考える人は多いと思います。
20代なら思い切って異業種へ転職するのもアリですし、せっかくITスキルがあるのですから、IT/Web業界の他職種に転職するのもおすすめです。
一社で長く勤めているだけでは、年収はいつまで経っても上がりませんし、得られるスキルや経験も多様性に欠け、市場価値の低い人材になってしまう危険性も高いです。
どんどん新しい仕事に挑戦し、市場価値を上げていきましょう。
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