20代半ば「このまま今の仕事を続けていていいのかな...」と不安になることありませんか?
「転職しようかな」
「どうせなら手に職をつけたいな」
この気持ち、わたしもそうだったのでとても共感できます。
20代半ばになると同級生は着実にキャリアを積み重ねだしていて、職業を変えられるのも「最後のチャンスかも」だと焦ってしまいますよね。
当時26歳だったわたしも、そう考えた結果Webデザイナーになったわけですが、おかげさまで13年経った今でもこの業界でなんとか生息できています。
特に女性は「30代/未経験」となると転職すること自体が難しくなるので、我ながら良い決断をしたものだと思います。
今後もまだまだWeb業界は伸びる業界ですので、Web業界への転職のきっかけとして「Webデザイナー」を目指すのは、とてもおすすめです。
ただしWebデザイナーとして「一生食べていく」のは難しい。
というのも「Webデザイナーには将来性がない」からなんです。
残業も徹夜も当たり前、さらに実際に手を動かし続けなければならないWebデザイナーの仕事は、年齢とともにこなせなくなってくるんですよね...。
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Webデザイナーはいつまでできる?
ここで言う「現役」とは「実際に作業要員のひとりとして、手を動かすこと」を指しますが、現役Webデザイナーは30代に入ると途端に少なくなります。
わたしの友人で1人いるのですが「デザインが好きで好きでたまらず、ずっとデザインしていたい」タイプの人も稀にいます。
彼女はフリーランスですし、デザインが好きなので現役を貫いており、それはとても素晴らしく羨ましいことですが、
ほとんどの人が30代になるとWebデザイナーの上位職に就き、Webデザイナーではなくなります。
キツイ労働環境の上、常に最新の知識を必要とされる「Webデザイナー」は「IT土方」です。
残念ながら、10年先も20年先もずっと続けられる職業ではありません。
Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーの上位職とは、下記のような職業を指します。
- フロントエンドエンジニア
- Webマーケター
- Webディレクター
- Webプロデューサー
- 経営者/フリーランス
1つずつ簡単に紹介しますね。
フロントエンドエンジニア
HTMLコーダーの上位職。
Webサイトやスマホアプリなどのフロントエンドを設計・構築する職業。
制作するうえで何の技術が必要かを取捨選択できる知識を持ち、設計・構築まで落とし込める人です。
HTML5/CSS3をはじめ、JavaScriptやPHP・APIなどプログラム言語の知識が必要となります。
本気で転職を考えている人は、無料のプログラミングスクールもありますので、無料でプログラミング学習と転職サポートを受けるのもありです。
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Webディレクター
Web案件の現場をまとめて管理する上位職。
WebデザイナーやHTMLコーダーなど現場の人員のアサインや、スケジュールの調整、ディレクションなどを担当します。現場責任者であり、プロジェクトマネージャーと同じような役割を担います。
Webプロデューサー
Web案件のプロジェクト全体を統括する上位職。
現場というより、クライアントへのヒアリングや予算の調整など、ビジネス面での仕事を担当します。実務をすることはほとんどありません。
Webマーケター
Webサイトの運営や集客、広告運用に関する知識を持つスペシャリスト。
検索上位表示のための施策(SEO対策)を行ったり、リスティング広告やSNS運用など、Webサイトへの集客を強化するための企画・設計など仕事内容は幅広いです。
求人数も増えてきていますし、独立もしやすい職業です。
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経営者/フリーランス
Webデザイナーのスキルと知識を活かして、フリーランスや経営者として独立・起業すること。
Webサイト制作の知識はもちろんですが、経営戦略・営業・経理・制作ディレクションなど、幅広い知識が必要です。
ちなみに「本当に心からデザインが好きで管理職はやりたくない」このように生涯現役デザイナーでいたい人という人は、デザイン力を圧倒的に極めましょう。
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Web業界13年目のわたしのキャリアパス
Web業界で働きはじめて13年目。わたしのキャリアパスは下記の通りです。
- Webデザイナー
- ECサイト運営
- アフィリエイター/Webマーケター
- Webデザイン学校の講師
- IT企業のプロジェクトマネージャー/Webマーケター
...Webデザイナーから、現場の上位職へはキャリアアップしていません。
現在のメインの仕事のひとつ「IT企業のプロジェクトマネージャー」なんて、もはやWebと関係のないプロジェクトをマネージメントをすることも多く、13年前には全く予想できていなかったキャリアパスとなっています。
なんと一番よく使うアプリケーションは、エクセルのクラウド版であるGoogleスプレッドシート!(笑)
もう7-8年、Webデザインの実務は全くしていません。
そもそもですが、わたしはまともなキャリアパスを描いたことがなく、Webデザイナーになった理由も「子供とか生まれたら在宅でできる仕事がいいな〜」という単純な理由からでした。
Web・IT業界は今後も需要の高い業界には間違いないですが、必要とされる技術の移り変わりがとてつもなく早い業界です。
わたしのキャリアパスからわかる通り、数年前にはなかった技術や端末が普及することもあるので、それに対する少しの知識と経験があるだけでも転職しやすいです。
その時その時のタイミングで、やりたいことや興味のあることに向かっていると自然とキャリアパスは描けるもの。
「Webデザイナーで一生食べていける?」と心配している方は、残念ですが、お給料も安く体力的にも辛いWebデザイナーは、10年も20年も続けられる仕事ではありません。
肝心なことは「日々の業務の中で自分の得意なこと・やりたいことを日々勉強し続ける」こと。
「一度Webデザイナーになったから安泰」という甘い考えは通用しないので、今すぐがっつりとキャリアプランをたてられないにしろ、常に目標設定して勉強は続けておきたいところです。
ちなみにわたしが伸ばしたスキルは、
- Webマーケティング
- マネージメント
この2つに関しては面白く、今でも「日々精進」の精神でスキルアップに挑んでいます。
ちなみにプログラミングに興味がある方は、プログラミングの勉強をされるのもおすすめです。プログラミングができると収入が大幅にあがりますよ。
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まとめ
わたし自身、
- 海外暮らし
- 子持ちのシングルマザー
- アラフォー
一般的にいうと、就職や転職なんてとんでもなく難しい立場に身を置いているわけですが(笑)、海外に居ながらも日本の仕事をリモートで頂いています。
Web・IT業界は実力主義で厳しい面もある反面、リモートワークや時短・副業OKなど、働き方に関して理解のある企業が多い業界です。
知識や経験、日々の努力は必要ですが、結婚や出産などライフイベントに左右されやすい女性でも社会復帰できる働きやすい環境が整っています。
日々真剣に挑んでいれば、きっとあなたに合うキャリアパスが描けるはずですよ。